国立公園内でタンクローリー横転による漏洩事故が発生。
経路及び汚染範囲を特定させ、今後の浄化対策を検討立案。
自然公園法に基づき2ヶ年計画で掘削入替・バイオ浄化による汚染対策を実施。
対策完了後3年間のモニタリングを実施し対策完了。
- 大量流出
タンクローリー横転による湿地帯土壌汚染

除去作業の概要
- 発生時期
- 3月
- 事故エリア
- 釧路管内
- 事故の経緯
- 峠の路面凍結によりタンクローリーがスリップし横転
- 漏洩油種
- 灯油・軽油の混合
- 漏洩量
- 約12,000リットル
- 周囲への影響
- 動植物が油を体内に取り込んだことで死滅する可能性。 河川から流出した油にて魚類等の生物が死滅する可能性。
- 対応の流れ
-
緊急処置
隣接する河川へのオイルフェンスによる拡大防止策・湿地に広がった油分を吸引車による回収、道路洗浄。
漏洩範囲調査
簡易ガス検査・ボーリング調査・油臭・油膜調査。 地下水・湧水の油含有濃度分析調査。
作業計画
汚染濃度、植生、重機の搬入可否、工法、期間、汚染拡大の懸念や土地所有者の意向等の諸条件を最大限考慮、対策を総合的に精査し土壌入替とバイオ浄化をエリアに分け実施。
除去作業実施
掘削入替作業、バイオ浄化
モニタリング
1年毎のモニタリングを3年間実施
- 期間
- 5年(油除去作業2年間・モニタリング3年)